第3波

新型コロナの新規陽性者数がここにきて盛り上がってきているようです。
でもそれは驚くことなのでしょうか??
個人的には全く驚きませんし、早晩東京都で1000人は超えるのは間違いないと思います。
春先に第1波が来ましたが、その時には発熱が37.5度以上4日間続くという条件があり、また検査体制がプアだったのでほとんど検査までたどり着くことが出来ませんでした。
ある意味あの時期の陽性者は選ばれた方々でした。現在は全く様相が変わり、PCR検査ならびに抗原検査へのアクセスはほとんどフリー状態です。
その気になればいくらでも調べられます。
濃厚接触者となった人たちには発症していなくても陽性者が見つかります。
そこに臨床的意義はありません。
考えなくても当たり前の結果です。
増えた陽性人数であたふたするのは如何なものかと考えます。
おそらく春先と同じ基準でしたら100人を切るのではないでしょうか?
 
コロナで重症化して亡くなる若者は現時点でもいません。
その中で若者に感染予防のため満足に登校できない、ちょっとでも感染者が出たら校内立ち入り禁止とはなんのエビデンスがあるのでしょうか?
何のために若者に我慢させなければならないのでしょうか?
高齢者が感染すると確かに致命的になるケースがあります。
ならば徹底的に守るべき対象を絞り込むべきではないでしょうか?
自分が校医をしている生徒に何のために感染してはいけないか?と説明するのが難しいです。
生徒の親世代もまだ40代でしょうし、身近に高齢者と暮らしている生徒は少ないでしょう。
その彼らに高齢者を守るために君たちの行動を律しなさい、と言うには少々酷な気がします。
少なくともGo to シリーズにご高齢者は参加すべきではありません。
糖尿病のコントロール不良な方々もです。
でも、その前にちょっと基本的な感染対策がやや緩んでいませんか?
最近感染性胃腸炎の方が目立ちます。手洗いをしましょう。
 
いつもお世話になっている公立陶生病院の武藤先生の新しい資料です。
 
今週のコロナ
 
それから国立国際医療福祉大学の高橋先生の資料です。この資料はとても腑に落ちる点が多いです。
ただし、読み込むのはヘビーですよ(^^)
 
新型コロナ感染7段階モデルver1
 
新型コロナ感染7段階モデルver2