子宮頸癌ワクチンについて

一時期の猛暑が落ち着いてこのまま秋か?というちょっと一息つける日々が続いております。風邪ひかれておられる方も見られますので体調管理にはお気をつけ下さい。

さて、先日来、子宮頸癌ワクチンの問題が取り上げられています。
曰く、CRPS(Complexregional pain syndrome)複合性局所疼痛症候群 の問題があり、 厚生労働省からワクチンの積極的勧奨を控えるが定期接種からは外さないので注意を良く聞いて自己判断で接種しなさい、ということになっています。

まったくもって何を言っているのかさっぱり判りません。責任逃れとしか取りようがないです。

現在、国内でCRPSでは?と疑われているのは1名のみです。確率は1/860万です。 ちなみに最近アピールされている風疹ワクチンの疼痛の後遺症の確率は10/200万です。こちらの方がはるかに高いのです。そちらは騒がれておりません。
子宮頸がんの発症率が31.7/10万ですので、接種しないことによるデメリットの方がはるかに高いのです。

かつて定期予防接種から外れていて現在20から40代の男子に風疹が流行している過ちを繰り返すのは避けてもらいたいものです。