内視鏡検査に炭酸ガスを使用します。

先月、一度も更新しなかったためではありませんが、珍しく更新します。

10月1日からインフルエンザの予防接種が始まりました。お子様の場合、色々な他のワクチンの兼ね合いがあり、ワクチン接種スケジュールを立てるのが大変です。 インフルエンザは不活性化ワクチンですので、次のワクチン接種まで1週間は開けましょう。

さて、これではテーマが違います。
この度、当院では内視鏡検査のための炭酸ガス供給装置を導入しました。
どういうものかといいますと、内視鏡検査の際空気を胃ないしは大腸にいれて観察するのですが、これが検査終了後に腹部膨満となり、苦痛を伴う事があります。

ところで空気の代わりに炭酸ガスを用いますと、空気と比べて炭酸ガスは速やかに生体に吸収されるため、検査後の腹部膨満の苦しみが軽減します。 いわば、検査中ではなく、検査後の苦痛の軽減を得るための器械です。 当院では大腸の内視鏡と胃の内視鏡を同日に受けられる方も多いので、そのような場合には、検査後のお腹には大量の空気が入る事になるのですが、 この炭酸ガス供給装置を利用すれば、より楽に検査できるのではないかと考え、導入した次第です。さて、どんなものでしょうか?